ふがし





「村田、見て見て!」

「わ!ふがしじゃん、しかも長い!」

「そうなんだー、スーパーで偶然見つけちゃってさー、村田の分も買って来ちゃった」

「本当?ありがとう渋谷!…これだけ長いと食べるの大変そうだねー」

「てかさ、チャンバラ出来そうだよな」

「だね!ビームサーベルFUGASHI!」

「欧米か!」

「マジカルステッキー」

「魔女っ子か!」

「めーん!どうっ!」

「竹刀か!」

「…なかなかやるじゃない渋谷」

「だろ?本場ブラジル仕込みのツッコミ」

「南米か!」

「…おれ達アホだよな」

「ま、わかってたけどね」

「それより食べようぜ?ふがし」

「うん、お腹空いてたしねー」

「いただきますっ。…うん、ふがしだな!」

「僕もいただきまーす」

「ちょっと!ちょっとちょっと!」

「え?」

「フツー手で千切って食うか?」

「だって食べにくいんだもん」

「そうだけどさ、ここはガブリといこうぜ?折角特大ふがし買ったんだし」

「ん、まー…渋谷がそう言うなら」

「うん」

「じゃあー…っ、ぃ、…」

「…」

「…っ、これやっぱ、大きすぎて口に入らないよ」

「頑張って入れてみろよ」

「えー?渋谷だってこれは無理だよー」

「だっておれがやってもしょうがないもん」

「え?」

「ほら、食べて食べて」



(こりゃ、思った以上にクるなぁ)







2007/2/17より。
下ネタでした(笑)
友人が日本一のふがしにかぶりついてる時の他の友人のひとこと。
「あれ、絵的にまずいよね」

爆笑。