しるし





共に生きれない日が来たって
どうせ愛してしまうと思うんだ






笑ってた。
村田の頬に唇を寄せたら優しく、愛しそうにおれを抱き寄せて。

「ここじゃないよ」

もっとあったかい場所があるだろう?って。
きっとさ、どこも同じ温度だと思うんだ。
だけどおれには村田が欲しがる答えが分かってたし、おれの最後に欲しいものもそれだったから、嬉しかった。
一緒だった事がくすぐったくて、意識してないのに頬が緩んでしまって。
村田も同じ様に笑うから、もったいないくらい。
こういう幸せだと思える時間は、貯めておけないのが悔しいよ。

「…」

言葉は別に無くても今なら何を想うのかさえ、知ってた。
だからぎゅっと抱き締めたら村田はおれの頬にキスを落とした。
それは染み込む様な柔らかさと長い永遠をかけ合わせて、なんだか酷く、村田とこの先ずっと一緒に居たいって思ったんだ。













2007/2/25より。
超ラブラブっぽいムラユ。
この頃この曲がマイブームでした。