CLOVER




「ユーリ、指出して」

「へ?…あ」

「ハイ」

「…シロツメクサ?」

「クローバーですよ」

「この花、別名があったんだ?」

「幸運の予感って花言葉なんです」

「へぇ、コンラッド詳しいな!」

「何となく覚えてたんですよ」

「ふーん…でも流石コンラッド、ちゃんとリングの形になってる」

「サイズもピッタリでしょう?」

「そう言われてみれば…」

「約束」

「え?」

「約束…って意味もあるんですよ?」

「約束…?」

「ユーリ、一生幸せにします」

「……え?まさか薬指にはめたのって」

「いずれちゃんとしたのを用意しますけどね」

「は?何?まさかこれはもしや…ぷ、ぷぷぷ」

「プロポーズですけど?」

「なッ、ななな何いきなり」

「ユーリ、顔真っ赤ですよ」

「んな、コンラッドのせいだろーッ?」





2005/5/25より。
「僕は妹に恋をする」という漫画のワンシーンをコンユで妄想…とかしてみたもの。